2012年4月24日火曜日

VMware ESXi5.0再インストール

ESXi5.0 Update01を適用するとゲストOSの自動起動や自動シャットダウンが動作しなくなることは知られていますが、そのことを知る前にアップしてしまいどうしようかと・・・

対処方法がVMware vSphere Blogなどで公開されているが、ここではdatastore内のゲストOSをそのまま保持しつつESXi5.0を再インストールし再構築します。
ESXiの設定が初期化されるため再度設定する必要があります。

念のためゲストOSをバックアップしておくことをお勧めします。

1.ゲストOSすべてをシャットダウン
2.ESXi5.0インストール開始

基本は新規インストールと同じですが、途中で以下の画面が出てきます。

  • Upgrade ESXi, preserve VMFS datastore(datastoreを保持して設定を引き継ぐ )
  • Install ESXi, preserve VMFS datastore(datastoreを保持してESXiを新規にインストール)
  • Install ESXi, overwrite VMFS datastore(すべてを新規にインストール)

ここで2番目の「Install ESXi, preserve VMFS datastore」を選択します。




















インストールが完了したらライセンスキーの再入力、NTP、ネットワークなど初期設定を再度行います。ストレージを追加していたならこれも再度設定を行い、vSphere Clientを使いゲストOSを戻します。

データストアを参照しvmxファイル(ここではSQL2000DEV)右クリック>インベントリへ追加













自動起動設定を忘れずに!

必要に応じてパッチを適用しますが間違ってもUpdate01を適用しないように!
またパッチ適用前はメンテナンスモードにしましょう。
  1. VM Shutdown> ESXi500-201109001適用> Host Reboot →5.0.0, 474610
  2. VM Shutdown> ESXi500-201111001適用> Host Reboot →5.0.0, 504890
  3. VM Shutdown> ESXi500-201112001適用> Host Reboot →5.0.0, 515841
ここまでのパッチなら大丈夫です。

これで自動起動するようになりますが、自動シャットダウンはできないようです。ゲストOSにてVMware Toolsを一度アンインストールして再度インストールします。

ちなみにUpdate01を適用しなくてもUpdate01以降にリリースされたESXi500-201204001を適用すると、これも自動起動しなくなりますので、ご注意を!




0 件のコメント:

Google検索