2010年7月9日金曜日

Windows 7 BCDEdit コマンドラインツール

Windows Vista 以降のOSで利用できるBoot環境を操作するコマンド

XPまではboot.iniがありましたがVista以降は存在しません。すべての情報はバイナリデータベースとなり直接操作できなくなりました。それを補うToolがBCDEditです。


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BCDEDIT - ブート構成データ ストア エディター

Bcdedit.exe コマンド ライン ツールは、ブート構成データ ストアを修正します。ブート構成データ ストアにはブート構成パラメーターが含まれ、オペレーティングシステムのブート方法を制御します。これらのパラメーターは、以前は Boot.iniファイル (BIOS ベースのオペレーティング システム内) か、不揮発性 RAM エントリ (拡張ファームウェア インターフェイスベースのオペレーティング シスシステム内)にありました。Bcdedit.exe を使用して、ブート構成データ ストアのエントリを追加、削除、編集、および付加することができます。

詳細なコマンドとオプション情報については、「bcdedit.exe /? / <コマンド>を入力してください。たとえば、/createstore コマンドについて詳細情報を表示するには以下のように入力します。
※コマンドプロンプトは管理者権限で実行する必要があります。

     bcdedit.exe /? /createstore

ヘルプ ファイルのトピック順の一覧を参照するには、"bcdedit /? TOPICS" を実行します。

ストアの操作のコマンド
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/createstore  新しい空のブート構成データ ストアを作成します。
/export     システム ストアの内容をファイルにエクスポートします。
               このファイルは、システム ストアの状態を復元するために後から使用することができます。
/import         /export コマンドで作成されたバックアップ ファイルを使用して、
                  システム ストアの状態を復元します。
/sysstore       システム ストア デバイスを設定します (EFI システムにのみ有効
                  です。設定内容は再起動後は維持されません。システムストア
                  デバイスが明確に指定されていない場合にのみ使用されます)。

ストア内のエントリの操作のコマンド
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/copy           ストアにエントリのコピーを作成します。
/create         ストアに新しいエントリを作成します。
/delete         ストアからエントリを削除します。
/mirror         ストアにエントリのミラーを作成します。

これらのコマンドで使用する ID の情報については bcdedit /? ID を実行してください。

エントリ オプションの操作のコマンド
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/deletevalue    ストアからエントリ オプションを削除します。
/set            ストアにエントリ オプションの値を設定します。

これらのコマンドで使用するデータの種類の一覧については bcdedit /? TYPES を実行 してください。
有効なデータ形式の一覧については bcdedit /? FORMATS を実行してください。

出力を制御するコマンド
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/enum           ストアのエントリを一覧表示します。
/v              既知の識別子名を使用するのではなく、エントリ識別子を完全な
                形式で表示するコマンド ライン オプションです。
                ACTIVE な種類のエントリ識別子の完全な形式を表示するコマンド
                として /v を使用します。

"bcdedit" の実行は "bcdedit /enum ACTIVE" の実行と同じです。

ブート マネージャーを制御するコマンド
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/bootsequence   ブート マネージャーの 1 回限りのブート シーケンスを設定します。
/default          ブート マネージャーが使用する既定のエントリを設定します。
/displayorder    ブート マネージャーがマルチブート メニューを表示する順序を設定します。
/timeout          ブート マネージャーのタイムアウト値を設定します。
/toolsdisplayorder  ブート マネージャーがツール メニューを表示する順序を設定
                   します。

ブート アプリケーションの緊急管理サービスを制御するコマンド
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/bootems        ブート アプリケーションの緊急管理サービスを有効または無効にします。
/ems             オペレーティング システム エントリの緊急管理サービスを有効または無効にします。
/emssettings    グローバルな緊急管理サービスのパラメーターを設定します。

デバッグを制御するコマンド
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/bootdebug      ブート アプリケーションのブート デバッグを有効ままたは無効にします。
/dbgsettings    グローバル デバッガー パラメーターを設定します。
/debug          オペレーティング システム エントリのカーネル デバッグを有効または無効にします。
/hypervisorsettings  ハイパーバイザー パラメーターを設定します。

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これを使用することにより仮想化されたVHD形式のディスクから起動したりすることもできます。

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